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サガキケイタ版画作品|観見の二つあり、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る
¥264,000
『観見の二つあり、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る』 サガキケイタ H. 103 cm ×W. 72.8 cm (額装サイズ H.118.5 × W.88.3 x D.3.6 cm) ネオシルクスクリーン版画(下記参照ください) ED.100 作家署名入り 送料:全国一律 無料 (※購入最終ページで無料と表示されます) 配送方法:弊社指定の運送会社から発送致します。 額装込の金額です。 ご注文後に額装手配を致します。 特注制作のため、納期は3週間程お時間を頂戴しております。 --------------------------- 作家による作品解説 モチーフは亀倉雄策の1964年東京オリンピックのポスター。初のオリンピック開催を控え、日本という国が経済成長のスタートラインに立とうしていることをまさに象徴するかのようなこのイメージは、当時の人々に大きなビジュアルショックを与えたのではないだろうか。またアート、デザイン史という視点でみても世界的に評価が高いこのデザインは、(私を含め)同時代をリアルタイムで体験していない人々の記憶にも様々なメディアを通して刻み込まれていると思う。オリンピックをテーマにしようと思いついたときに、真っ先にこのイメージが思い浮かんだ。 そんな誰もが見たことがあるイメージだが、近づいて見てみると様々なキャラクターが顔を覗かせる。背景のキャラクター達は全てオリンピックにまつわるイメージになっていて様々なオリンピックの競技、また歴代のメダリストやヒーロー達、また古代オリンピックにまつわる神話のキャラクターが散りばめてある。しかし、そんな輝かしいオリンピックのイメージとは対照的な、負の歴史やネガティブなイメージも描き込んでいる。ナショナリズムやコマーシャリズム、フェミニズムや民族などの人権問題、環境問題、ドーピングなどオリンピックが抱える様々な影の部分を同じ画面に共存させることで、オリンピックの矛盾や存在意義を提示したかった。そして来年行われる2020年東京オリンピックについても、賛成反対という二元論ではなく、もっとニュートラルな視点を持ち、少し見方や視点を変えるだけで違ったものが見えたり、新しい捉え方ができるようになったりするのではないだろうか。 TOKYO、1964の文字や日の丸の部分に関しても、それぞれの意味にまつわるイメージを描き込んでいる。1964はその年の出来事や事件、流行など、TOKYOならランドマークや特産品など、そして日の丸の中は様々な日本神話のキャラクターで全体像が構成されている。 --------------------------- サガキケイタ 1984年石川県生まれ。 西洋名画や浮世絵など一度は目にしたことのあるイメージを無数のキャラクタードローイングの集積で再現した作品を、香港、台湾、ドイツなど国内外で発表している。幼少期に体験した曼荼羅の影響から、生と死、聖と俗、秩序と混沌など二項対立の概念を画面上に共存させることで、両者のボーダレス化を試みる。 第13回岡本太郎現代芸術賞、シェル美術賞(2007、2008)、第25回上野の森美術館大賞展などに入選の他、出版・メディア出演多数。 --------------------------- ネオシルクスクリーンについて ネオ・シルクスクリーンは、版画工房 360°グラフィックスが独自に開発した技法です。シルクスクリーンと他の版画技法を組み合わせ表現された版画技法です。従来の版画の分野で未だ使用されていないインクや素材、材質を積極的に導入し、新たな版画表現を試みていることが顕著な版画です。 --------------------------- 販売店 みんなのギャラリー 〒110-0015 東京都台東区東上野4-14-3 2F https://www.minnanogallery.com/ お問い合わせは、当ショップサイト内コンタクトページからお願い致します。
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【額装代オフセール】キャンベルのスープ缶 -WHAT DOES IT TASTE LIKE?-|サガキケイタ版画作品
¥145,200
12%OFF
12%OFF
『キャンベルのスープ缶 -WHAT DOES IT TASTE LIKE?-』 サガキケイタ H. 51 × W. 41 cm (額装サイズ H. 62.3 × W. 52.3 × D. 3.5 cm) ネオシルクスクリーン版画(下記参照ください) ED.32 作家署名入り 送料:全国一律 無料 (※購入最終ページで無料と表示されます) 配送方法:弊社指定の運送会社から発送致します。 額装込の金額です。 ご注文後に額装手配を致します。 特注制作のため、納期は3週間程お時間を頂戴しております。 --------------------------- 作家による作品解説 キャンベルのスープ缶はアーティスト、アンディ・ウォーホル(1928-1987)の代名詞と言える。そのヴィジュアルイメージは瞬く間に世界中に広がり、現在においてもアートのイコンとして君臨している。アートに詳しくない人でも、赤と白の鮮やかなコントラストのキャンベル缶のイメージは、きっとどこかで目にしたことがあるだろう。 キャンベルのスープ缶をモチーフにした作品は、サイズやカラーなどを変えて様々なヴァージョンが作られている。今回の作品のベースになったスープ缶は、ウォーホル黎明期の1962年に制作、展示された32枚組の連作ヴァージョン(今作のエディションが32なのもこれに由来する)で、当時キャンベル社から販売されていた32種の味の缶が描かれている(例えばトマト、チキンヌードル、クラムチャウダーなど)。 今作ではその32種類の味をそれぞれ化身化したキャラクターを描き、さらにキャラクターの内部には食にまつわる様々なイシューやトピックスの画像をコラージュしている。100枚を超えるそれらの画像は世界規模、国家規模のマクロ的なもの(例えば食糧危機、フードロス、遺伝子組み換え食品など)から、個人に帰属するミクロ的なもの(摂食障害、バイトテロ、孤食など)、また文化、宗教、民族、思想に関したもの(捕鯨問題、ヴィーガン、カニバリズムなど)にまでフォーカスした多岐にわたるイメージ群である。その多元的で混沌とした食の事象を並べてみると、食というものが生物において、いかに根源的要素であるかが見えてくる。そして、それら様々なイメージのごった煮を容れたキャンベルのスープ缶は、まさに世界に蔓延する食問題の坩堝(るつぼ)である。 坩堝と化したスープ缶からすくったスープを口にした人にこう尋ねてみたい。 What does it taste like?(どんな味がする?) --------------------------- サガキケイタ 1984年石川県生まれ。 西洋名画や浮世絵など一度は目にしたことのあるイメージを無数のキャラクタードローイングの集積で再現した作品を、香港、台湾、ドイツなど国内外で発表している。幼少期に体験した曼荼羅の影響から、生と死、聖と俗、秩序と混沌など二項対立の概念を画面上に共存させることで、両者のボーダレス化を試みる。 第13回岡本太郎現代芸術賞、シェル美術賞(2007、2008)、第25回上野の森美術館大賞展などに入選の他、出版・メディア出演多数。 --------------------------- ネオシルクスクリーンについて ネオ・シルクスクリーンは、版画工房 360°グラフィックスが独自に開発した技法です。シルクスクリーンと他の版画技法を組み合わせ表現された版画技法です。従来の版画の分野で未だ使用されていないインクや素材、材質を積極的に導入し、新たな版画表現を試みていることが顕著な版画です。 --------------------------- 販売店 みんなのギャラリー 〒110-0015 東京都台東区東上野4-14-3 2F https://www.minnanogallery.com/ お問い合わせは、当ショップサイト内コンタクトページからお願い致します。