サガキケイタ版画作品|観見の二つあり、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る

観見の二つあり、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る

サガキケイタ

2019年制作
H. 103 cm ×W. 72 8 cm(額装サイズ H.120 × W.91 x D.6 cm)
ネオシルクスクリーン
エディション100

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モチーフは亀倉雄策の1964年東京オリンピックのポスター。初のオリンピック開催を控え、日本という国が経済成長のスタートラインに立とうしていることをまさに象徴するかのようなこのイメージは、当時の人々に大きなビジュアルショックを与えたのではないだろうか。またアート、デザイン史という視点でみても世界的に評価が高いこのデザインは、(私を含め)同時代をリアルタイムで体験していない人々の記憶にも様々なメディアを通して刻み込まれていると思う。オリンピックをテーマにしようと思いついたときに、真っ先にこのイメージが思い浮かんだ。
そんな誰もが見たことがあるイメージだが、近づいて見てみると様々なキャラクターが顔を覗かせる。背景のキャラクター達は全てオリンピックにまつわるイメージになっていて様々なオリンピックの競技、また歴代のメダリストやヒーロー達、また古代オリンピックにまつわる神話のキャラクターが散りばめてある。しかし、そんな輝かしいオリンピックのイメージとは対照的な、負の歴史やネガティブなイメージも描き込んでいる。ナショナリズムやコマーシャリズム、フェミニズムや民族などの人権問題、環境問題、ドーピングなどオリンピックが抱える様々な影の部分を同じ画面に共存させることで、オリンピックの矛盾や存在意義を提示したかった。そして来年行われる2020年東京オリンピックについても、賛成反対という二元論ではなく、もっとニュートラルな視点を持ち、少し見方や視点を変えるだけで違ったものが見えたり、新しい捉え方ができるようになったりするのではないだろうか。
TOKYO、1964の文字や日の丸の部分に関しても、それぞれの意味にまつわるイメージを描き込んでいる。1964はその年の出来事や事件、流行など、TOKYOならランドマークや特産品など、そして日の丸の中は様々な日本神話のキャラクターで全体像が構成されている。

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制作アーティストについて

サガキケイタ
1984年石川県生まれ。
西洋名画や浮世絵など一度は目にしたことのあるイメージを無数のキャラクターのドローイングを集積することで再現する。
幼少期に体験した曼荼羅の影響から、生と死、聖と俗、秩序と混沌など二項対立の概念を画面上に共存させることで、両者の関係性のボーダレス化を試みる。

¥ 264,000

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