西村陽一郎写真集 青い花

500部限定発行 / 作家署名入り
B4 サイズ(縦372mm × 横265mm × 高さ20mm)
ハードカバー / 112 ページ
​出版 株式会社鎌倉現代 
ISBN: 978-4-9909070-0-6

編集 田森葉一
詩  新美亜希子
翻訳 河田展子
印刷 株式会社山田写真製版所
​   熊倉桂三(プリンティングディレクター)
解説 森山大道
   飯沢耕太郎

西村陽一郎さんが創るイメージ世界は、いつもどこか夢性を帯びている。さりげなくクールでエロティックでミステリアスな夢。
深夜、灯りを消して目を閉じると、瞼の裏に映る燐光に似たさまざまな光景が、網膜にそってゆらめき流れ過ぎてゆく。その、名状しがたい光彩の変容を感応するとき、いつもぼくは西村さんの映像を経験する。
妖しく官能的で蠱惑に充ちたミクロコスモスへの旅を。
作品集「青い花」は、西村さんの感性の昇華である。
森山大道(写真家)

今回、西村が試みたのは、彼自身によって「スキャングラム透過陰画法」と名づけられた新技法である。この技法は、スキャナ上に置いた花や葉をネガデータにすることで作られる、いわばフォトグラムのデジタル版とでもいうべきものだ。最大の特徴は、植物の輪郭やフォルムが写しとられるだけでなく、色味が補色に反転することで、たとえば赤いハイビスカスやツツジは青っぽい画像に出力されてくる。その視覚的効果は絶大なもので、花たちはあたかも月の光に染め上げられたような魔術的な雰囲気を醸し出すことになる。いわばポジからネガに転じた「影の花たち」が、そこに出現してくるといえるだろう。
飯沢耕太郎(写真評論家)

¥ 22,000

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